クラージュシチー(リボンシチーの12) 第6戦 引退


友駿ホースクラブ出資愛馬第44号は、売れ残っていたことから2歳夏の入厩ギリギリまで様子見をしていた馬。

私は父でこの世代が初年度産駒となるハービンジャーの仔出しが正直心配だった。ラムタラのように必ずしも父の競走成績と日本の高速馬場が合うかはわからない。しかし、産駒は想像以上に走り、購入段階で2歳リーディング9位と好調。これならと思い購入。

母は自身はサンデーサイレンス産駒ながら未勝利に終わったが私個人はこの時期低迷の一途を辿っていた厩舎に問題があると思っていた。初年度産駒のアスコットシチーは募集段階で私が良いと言った馬だが現在5勝を挙げオープン入り。母の仔出しは非常に良いと言える。

何よりもこの馬は、馬体の良さに惹かれる。元々ハービンジャー産駒は馬体の良い馬が多いが、本馬も総じて質は高い。厩舎も活力溢れる新鋭・高橋義忠厩舎で期待は大きい。

そして牡馬ながら募集総額1400万円と安価なのも有り難い。故障やメンタル面に問題がなければ、まずこの投資が損をすることはないだろう。

2歳の夏まで残口表示も出ずに売れ残っていたことからずっと様子見。近況でも時々素質の高さが出てくるし、馬格もあるしで入厩直前に購入。目標はいつもの2、3勝。


デビュー戦は追い切りでCW全体の8番時計を計時するほどの素晴らしい動き。全体の時計が速いのに、終いも12.2秒としっかりと伸びて私にしてはエスポワールシチー以来の新馬戦追い切り評価「A+」の最高評価。その期待通りの走りで藤沢和雄厩舎の超良血馬のクビ差2着。しかも脚色はこちらが勝っていた。

何と言っても特筆すべきは上がりの時計。上がり3ハロンの32秒2という時計は今夏新馬ナンバーワンの切れ味。過去に2歳時に32秒5を出した馬は3頭。その内の2頭はハープスターやアルフレードといった後のGT馬。これを上回る鬼脚。

そして2戦目の芝2000mで後続を10馬身引き離し圧勝!!走破時計の2分01秒1良馬場は2歳戦ではアグネスタキオンが暮れのラジオたんぱ杯3歳S(当時は2歳馬は3歳表記)GVで出したレコードタイム2分00秒8に0秒3と迫るもので、この時の2着のジャングルポケットの走破時計が2分01秒2、3着クロフネの走破時計が2分01秒4なのでそれらを上回り、このハイレベルなメンバーでも2着に入れるくらいの猛時計だったということになる。これは大物であることは間違いない。抜け出してからソラも使わず素晴らしい能力。

しかし重賞では2戦共2番人気に支持されるも5着8着と現状ではパンチ不足。重心が高く、手前の替え方も下手でまだまだ走りにロスが多く力を出し切れない。

その後自己条件に戻った前走も圧倒的1番人気に支持されるものの2着に甘んじまだまだ力不足を露呈しました。

近3走の内容から、現状でクラシック云々というのは無謀で、じっくりと成長を促し、秋への飛躍に繋げるために2月15日に小倉競馬場から宮崎県のサンダンスEEに放牧に出されました。

6月10日辺りに三重県のサンダンスレーシング名張に移動しました。

7月7日に栗東トレセンに帰厩しました。


8月2日 新潟8R 500万下 芝2000m 定量に出走!!

ブロック制で関東馬が優先される新潟で蓋を開けてみるまで出走できるかどうか微妙だったが、水曜日の想定段階でフルゲート18頭のところ想定数は14頭で出走はほぼ確定。結局12頭で無事確定した。

鞍上はデビュー戦を同じ新潟競馬場で上がり32秒2の鬼脚を引き出してくれた柴田善臣騎手で安心。

頭の高いフォームを替えるための中期放牧だったが、結果的にフォームは矯正されなかったようで、フォームが崩れていないか心配。しかし、500万クラスでは能力上位は確実でここから連勝へと繋げていきたい。


競走中止/2番人気。

スタート良く、楽に2番手のポジションに位置し、これで脚が溜まって最後に炸裂すれば勝利は確実だと思ったが、向正面で右上腕骨々折を発症し、転倒。立ち上がることが出来ずに予後不良となってしまい、その短い生涯を終えてしまった。

少なくとも本年中に2勝はすると思っていた素質馬だし、上手くいけば菊花賞も重賞もと思っていた馬だけにこんな形でお別れになるのはとにかく残念。


能力のある馬ほど脚元に負担がかかり故障のリスクが高いことは重々承知だが、命まで奪われてしまったことは無念。


良い馬に巡り会えたし、出走は叶わなかったものの、クラシックなど大きな夢を見させてくれた孝行馬。ありがとう。感謝の言葉しかない。


レース回顧とレース後の高橋義忠調教師のコメントを掲載。

(2015年8月12日完結)

2015年2月27日立ち上げ

●前走後、成長を促すために2月15日に宮崎県のサンダンスEEに放牧に出されました

 初戦は上がり3ハロン32秒2の豪脚で、2戦目は2着馬を10馬身も引き離す圧勝で一気に世間の注目となった我らが愛馬クラージュシチー。しかし重賞では2戦共2番人気に支持されるも5着8着と現状ではパンチ不足。重心が高く、手前の替え方も下手でまだまだ走りにロスが多く力を出し切れません。そして自己条件に戻った前走も圧倒的1番人気に支持されるものの2着に甘んじここでも力不足を露呈しました。

 以下は2月18日に更新されました高橋義忠厩舎公式HPクラージュシチーの近況報告です。

「勝たないといけないところでしたが、これが今の実力かと思います。馬が成長しなければならない時期に、目標があるとはいえ、酷なことを要求してきたことは否めません。春のクラシックを目前に残念ですが、ここでジタバタしても仕方ありませんし、まずはしっかりと体をつくってから上を目指したいと思います。」競馬の後、小倉から直接、宮崎県のサンダンスEEへ放牧に出ました。まずは減っていた体を戻すのが最優先。「これから心身ともオトナになってくるものと思います。様子を見て、グッと良くなってくるようなら秋とは言わず、競馬を考えます。」

 ということで、近3走の内容から、現状でクラシック云々というのは無謀で、じっくりと成長を促し、秋への飛躍に繋げるために2月15日に小倉競馬場から宮崎県のサンダンスEEに放牧に出されました。馬体も減っていましたし、高橋義忠先生の中では、最初からこの選択肢があっての小倉遠征だったんでしょうね。私も500万クラスとはいえ、勝ち上がりは微妙と思っていましたし、クラシックを諦めての放牧に賛成です。ただ、秋と言わず、夏くらいには復帰して欲しい気がしますが・・・。 

これ以降は2015年6月20日に作成

●6月10日辺りに三重県のサンダンスレーシング名張へ移動しました

 2月15日から宮崎県のサンダンスEEに放牧に出されていたクラージュシチー。

 6月4日に更新されました高橋義忠厩舎公式HPクラージュシチーの近況報告で、「現在の馬体重は510`弱といったところ。来週にはサンダンスレーシング名張に移動します。復帰戦に関しては未定です。」とありました。

 その後、6月16日のクラブ公式HPの近況報告で「先週、名張のサンダンスレーシングに移動しました。」と発表がありましたので、詳細な日にちはわかりませんが、6月10日辺りに三重県のサンダンスレーシング名張へ移動したということです。

 これで栗東近郊まで来ましたから、トレセンへの帰厩もそう遠くない話だと思います。ただ、宮崎では頭の高い走りを矯正することが目的でしたが、6月の近況報告でもまだ”頭の高いところが残っている”ということで、どうも上手く矯正できなかった懸念があります。走りのフォームがバラバラになっていなければいいのですが。

これ以降は2015年7月7日に作成

●7月7日に栗東トレセンに帰厩しました

 6月10日辺りに、宮崎県のサンダンスEEから三重県のサンダンスレーシング名張へ移動していたクラージュシチー。

 7月7日の高橋義忠厩舎公式HPにて、在厩管理馬の中にクラージュシチーが移動しており帰厩が確認されました。


 6月23日のクラブ公式HPのクラージュシチーの近況報告にて、次走は7月19日 中京8R 500万下 芝2000m 混合 定量を予定とありましたから、そこを目指して行くのでしょうか。

 走りがどのくらい改善されているか楽しみですが、不安も多いですね。

これ以降は2015年7月13日に作成

●次走は8月2日 新潟8Rが第一候補

 7月9日に更新されました高橋義忠厩舎公式HPクラージュシチーの近況報告は次の通りです。

9日木曜に帰厩しました。サンダンスレーシング名張ではフォームの最終確認。少々時間を要しましたが、無事に戻ってきました。「広い馬場の方が合っていると思いますので、次走には新潟開催を優先して考えています。」関東馬優先の条件ですので登録頭数に左右されますが、8月2日日曜の新潟8R(芝2000b)が第一候補。翌週9日日曜の9R月岡温泉特別(芝1800b)も候補です。登録多数の場合は小倉に回る可能性もありますが、新潟を第一に考えていく方針です。

 ということで、クラージュシチーの次走は8月2日 新潟8R 500万下 芝2000m 定量を第一候補にということです。確かに新潟は新馬戦で素晴らしい走りをした舞台でクラージュシチーに合っています。ただ、この第2回の新潟は関東馬の主場として開催されますので、ブロック制が響き、フルゲート割れしなければ関西馬のクラージュシチーは出走が叶いません。果たしてどうなるでしょうね。出られれば勝ち負け確実でしょうが・・・。

これ以降は2015年7月31日に作成

●気になる出馬想定表(8月2日 新潟8R)

出馬想定表 8月2日 新潟8R 500万下 芝2000m 定量 フルゲート18頭 想定数14頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アドマイヤピンク 岩田康誠  5/23 カー5下 東京芝1800 14
ウェルブレッド ミルコ・デムーロ  7/05 種市5下 福島芝2000 14
クラージュシチー 柴田善臣  2/14 あす5下 小倉芝2000 A−
ケンブリッジアーサ  7/18 500万 福島芝1800 14 16 16 12
コスモレヴァータ  7/18 500万 福島芝1800 12 11 11 12
ゴージャスガール 大野拓弥  4/26 フロGU 東京芝2000 13
スカーレットデビル 内田博幸  5/24 未勝利 新潟芝1800 10 10
テンシンランマン 蛯名正義  7/04 雄国5下 福島芝1800 13 10
ドリームリヴァール 北村宏司  5/09 高田5下 新潟芝1600 12 10
ネルトスグアサ 原田和真  6/28 500万 東京芝1800 10 15
ビーナスオンシェル 吉田豊  7/19 南相5下 福島芝2000 13 12 12
マイネルランスタン  7/18 500万 福島芝1800
ランドントウォーク 上野翔  5/30 500万 東京ダ2100 11 13 11  
ロッカフェスタ 戸崎圭太  2/22 新馬 東京芝1800  

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在14頭出馬想定されています。ブロック制で出走できるか微妙でしたが、どうやら出走できそうですね。

鞍上はデビュー戦を同じ新潟競馬場で上がり32秒2の鬼脚を引き出してくれた柴田善臣騎手で楽しみですね。

●出馬確定表

出馬確定表 8月2日 新潟8R 500万下 芝2000m 定量 出走数12頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アドマイヤピンク 岩田康誠  5/23 カー5下 東京芝1800 14
ウェルブレッド ミルコ・デムーロ  7/05 種市5下 福島芝2000 14
クラージュシチー 柴田善臣  2/14 あす5下 小倉芝2000 A−
コスモレヴァータ 松岡正海  7/18 500万 福島芝1800 12 11 11 12
ゴージャスガール 大野拓弥  4/26 フロGU 東京芝2000 13  
スカーレットデビル 内田博幸  5/24 未勝利 新潟芝1800 10 10
テンシンランマン 蛯名正義  7/04 雄国5下 福島芝1800 13 10
ドリームリヴァール 北村宏司  5/09 高田5下 新潟芝1600 12 10
ネルトスグアサ 原田和真  6/28 500万 東京芝1800 10 15
ビーナスオンシェル 吉田豊  7/19 南相5下 福島芝2000 13 12 12
マイネルシェルト 柴田大知  7/04 雄国5下 福島芝1800 11 12 11 16
ロッカフェスタ 戸崎圭太  2/22 新馬 東京芝1800

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

無事出走確定しました。

●新潟芝2000mコース解説

 フルゲートはAコース18頭、Bコース16頭。スタート地点は向正面直線の右奥の2コーナーポケット。内回りの芝1400mと同じ地点。
 2000mでコーナーが2回のコースは、日本ではここだけ。新潟競馬場の目玉のコースの1つだ。最初の3コーナーまでの距離は948m。延々と長いバックストレッチなので、いきなりガツガツした先行争いにはならないが、ラップの数字は決して遅くない。馬場が軽いという理由もあるが、前半からスピードが出る。
 芝1800mと同じく、勝負は最後の直線に入ってから。どんなペースになっても差し、追い込みが有利。とにかく長く長くいい脚を使える馬を狙うのが鉄則。加速がついてからスピードを緩めないような走りが必要。そのため、前が詰まったり、減速してしまうような動きは禁物。
 走破時計は速いが、持ち時計の有無はあまり気にしないほうがいい。基本的には枠順は不問だが、内の馬場が荒れている時は、外目の枠を引きたい。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 差し、追い込み
ポイント 末脚の持続力
種牡馬ベスト ディープインパクト、ダイワメジャー、ハーツクライ
連対騎手ベスト 吉田隼人、丸田恭介、内田博幸、勝浦正樹、北村宏司
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
古馬500万 2分00秒4 2分01秒0 2分01秒3
古馬1000万 1分59秒6 1分59秒4
古馬1600万 1分57秒9 1分58秒2
古馬オープン 1分58秒3 1分59秒7 1分58秒7

●騎手は柴田善臣騎手 ほっさん評価「S」

 今回のクラージュシチーの鞍上はデビュー戦で32秒2の豪脚を引き出していただいた大ベテランの柴田善臣騎手です。素晴らしい騎手選択で嬉しいですね。そもそもブロック制のある新潟で関西馬であるクラージュシチーは出走すらもできるかどうか分からない状態でしたから、そんなに良い騎手の確保は難しいと思っていましたが、除外の可能性も含めて柴田善臣騎手がお付き合いしてくださったようですね。

 デヒュー戦では脚色は勝っていたものの僅かに届かず2着でしたが、今回はそのリベンジできっちりと勝ち切らせて欲しいですね。期待しています。

 私のランキング評価も最高の「S」ランクと文句ない騎手ですが、特に東京と新潟と言った左回りの関東のコースに良績が集中しており、新潟では昨年新潟2歳Sを制したりと抜群に信頼の持てる騎手です。


 2015年7月31日現在、中央通算2179勝、勝率11.5パーセント、連対率22.6パーセント、重賞は91勝でGTは1993年の天皇賞秋(ヤマニンゼファー)など9勝。

 昨年(2014年)は中央48勝、勝率8.1パーセントと生涯成績を大きく下回り寂しい数字。本年(2015年)はここまで27勝。勝率8.7パーセント、連対率16.8パーセントと昨年よりも成績は上回っている。



 柴田 善臣(しばた よしとみ)は1966年7月30日生まれの49歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属する31年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー時は中野隆良厩舎所属。現在はフリー。

 息子は新人当時は伊藤圭三厩舎に所属し、現在は高橋祥泰厩舎の厩務員である柴田健登。調教師の柴田政見、柴田政人、元騎手の柴田利秋は叔父(善臣の父が長兄)にあたり、元プロ野球選手(埼玉西武ライオンズ)の柴田博之は従兄弟(利秋の息子)にあたる。

 1982年に競馬学校の第一期生として入学。1985年に騎手免許を取得し、美浦の中野隆良厩舎所属でデビュー。初騎乗は同年3月9日の中山競馬第6競走のイズミサンエイで5着、初勝利は同年4月7日の中山競馬第3競走のイズミサンエイであった。同年は12勝を挙げ、民放競馬記者クラブ賞(新人騎手賞)を受賞している。1988年の中山牝馬ステークスで、主戦の柏崎正次騎手が斤量50kgでの騎乗ができない為、代打でソウシンホウジュに騎乗し、重賞初勝利を挙げた。

 1993年、安田記念でヤマニンゼファーに騎乗し、GT初勝利を挙げた。この時期の前後から安定して勝利を重ね、関東の有力騎手として台頭。2001年1月21日には中山第5競走の新馬戦においてティエッチコマンドに騎乗して1着となり、JRA通算1000勝を達成し、ワールドスーパージョッキーズシリーズも2度制覇(1999年、2003年)している。そして、掲示板(5着以内)へ頻繁に入着する堅実な騎乗で3年連続JRAの関東リーディングジョッキー(2002年−2004年)に輝いている。また、夏の新潟・福島開催で好成績を残しており、なかでも2002年から2004年にかけて3年連続で新潟リーディングジョッキーに輝いている。

 一方で、中央GTを8勝していながら、クラシックのGTは未勝利である。また、8勝のうち6勝が東京と中京の左回りの競馬場で、右回りの競馬場では長らく中央GT勝利がなかったが、2010年の宝塚記念をナカヤマフェスタで制し、右回りの競馬場での中央GT初勝利となった。JRA主要競馬場の1つの京都競馬場の重賞は長く未勝利であったが、2007年にマイネルスケルツィで京都金杯を勝ったことにより、重賞を勝っていない競馬場は函館と小倉となった。

 2001年から2005年の間は中央GTを勝つことができず、また見せ場も少なかった。しかし2006年の高松宮記念で6年振りの中央GT制覇を果たしたのを皮切りに、桜花賞、ヴィクトリアマイル、優駿牝馬といった牝馬GTの舞台で、人気薄の馬を好走させている。そして、続く東京優駿でも、初騎乗のアドマイヤメインで2着に入った。惜しくもダービージョッキーとなることは出来なかったが、例年のイメージと異なるその姿は、周囲を驚かせるに十分であった。

 また2010年は、前述のように宝塚記念で4年ぶりのGT勝利の後、ラジオNIKKEI賞をアロマカフェで、七夕賞を11番人気のドモナラズで勝ち、3週連続重賞勝ちを記録した。その後、2011年12月17日には、中山第11競走のディセンバーステークスにおいてナカヤマナイトに騎乗して1着となり、JRA通算2000勝を達成した。2012年11月11日にはエリザベス女王杯をレインボーダリアで制覇し、自身初となる牝馬GT及び京都競馬場でのGT競走優勝を果たした。

 デビュー後、3年間は平地のほか、障害競走にも騎乗していたことがあり、40戦2勝の成績を挙げている。デビューした1985年12月21日の中山大障害(秋)にスガノキングで障害重賞初騎乗を果たしている(結果は8頭中7着)。得意ではなかったと回顧しており、自分に向いていないと感じたことや騎乗予定だった馬の事故などがあり、障害免許の更新をしなかった。だが、障害競走に騎乗したことで勉強できたこともあったと語っている。

 重賞4勝馬ワシントンカラーを始め、管理馬の数多くを柴田に騎乗依頼している調教師の松山康久は、柴田を「騎乗馬の状態判断が的確であり、義理堅く、丁寧なやりとりをしてくれている」と語っているように関係者からの評判も良い。

 高橋祥泰厩舎に実習に来た競馬学校2年時の田中博康(現騎手)に、調教の仕方を教えたということもあった。柴田は「常に馬と会話をしながら乗りなさい」と教え、田中はその柴田を「本当に丁寧な調教をされる」と敬意をもって評している。また田中は「先輩騎手から技術を盗めるとしたら、どの騎手のどの部分が欲しい?」といった質問を受けた際も、「善臣さんのレースに行っての折り合いのつけ方」と回答している。

 かねてより腰の不安が指摘されていたが、2009年1月4日の中山競馬で9年7か月ぶりの騎乗停止処分を受けたため、それを機会に休養し腰椎ヘルニアの手術を受けた。その後約1か月のリハビリに専念し、2月21日の東京競馬にて復帰、22日にはフェブラリーステークスでナンヨーヒルトップに騎乗した。

 2005年3月、岡部幸雄の引退に伴い、かつては叔父の柴田政人も務めていた日本騎手クラブの会長に就任。2010年4月12日に東西役員総会の役員改選で後任の会長に武豊が選出され、同年9月15日付で会長を退任して相談役に就いた。
 ほっさん愛馬での成績 (2戦0勝)

 2008年 6月14日 シャンスイ     3歳500万下 東京ダ1400m 15着/7番人気
 2014年 9月20日 クラージュシチー 2歳新馬    新潟芝1600m 2着3番人気

これ以降は2015年8月1日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「好位から上がり最速で2馬身半差のロッカフェスタ。ラスト400メートル10秒9→11秒3なら、新潟の外回りは歓迎。昇級即突破の器。ウェルブレッドは直線の長い新潟向きで、パフォーマンス向上が望める。新潟の新馬で上がり32秒2を記録したクラージュシチーも互角。


短評は「主力対等」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
ネルトスグアサ
ゴージャスガール
マイネルシェルト
ロッカフェスタ △△
ウェルブレッド
クラージュシチー
アドマイヤピンク △△ △△
スカーレットデビル
コスモレヴァータ
テンシンランマン △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ロッカフェスタ 3.3
ウェルブレッド 3.6
クラージュシチー 3.9
アドマイヤピンク 7.5
テンシンランマン 13.1
ゴージャスガール 15.9
スカーレットデビル 17.2
ビーナスオンシェル 20.8
マイネルシェルト 21.6
以下22倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
クラージュシチー 85 85 85 76
ロッカフェスタ 72 72
ウェルブレッド 82 79 77 75
アドマイヤピンク 83 83 80 75
テンシンランマン 86 74 69 72
ゴージャスガール 84 73 73 84


デイリー馬三郎

本紙の見解

「心身ともに大幅な成長を遂げている◎ロッカフェスタ。デビュー前に比べてケイコの中身も濃く、上積みは相当。久々で古馬相手とハードルは決して低くないが、500万下では役者が違う。相手も3歳馬の○クラージュシチー。〈森元〉」

◎ ロッカフェスタ
○ クラージュシチー
▲ ウェルブレッド
× ゴージャスガール
☆ アドマイヤピンク
△ ネルトスグアサ
△ コスモレヴァータ




クラージュシチーは全13記者中 ◎(本命)印 6記者、〇(対抗) 5記者、▲(3番手評価) 2記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

クラージュシチー(2着)

 「急かさないように心がけて乗りました。いいリズムで走れましたし、手前もスムーズに替えてくれました。ただ、追って上へ上へ走るような感じで、手応えほど伸び切れませんでしたね。心身ともにまだ幼いだけに、そのあたりさえ解消してくれば。」(藤岡康太騎手・競馬ブック)

 「手前はスムーズに変えるようになりました。ただ、追ってから頭を上げて、前へ前へという走りになっていない。心身ともに幼いので、これからの成長に期待したいです」(藤岡康太騎手・デイリー馬三郎)
 「舌を括る。後方でタメる。向正面でジュヒョウに張られるロスはあったが、立て直してこれの後ろから機を窺う。直線で外に出して追い上げたが、脚色は同じで、逃げるジャストを交わして2着を確保するのがやっとだった。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

クラージュシチー

 「フォームは変わっていないが、体つきが良くなって成長を感じる。楽しみ。」(高橋義忠調教師・デイリー馬三郎)

 「馬体の成長を促す意味で放牧に出していた。大分、体はしっかりしてきたし、仕上がりもいいので、緒戦から。」(高橋義忠調教師・競馬ブック)

 「帰厩後は負荷をかけながらじっくりと仕上げてきました。走りに少し課題が残っていますが、このクラスでは力上位ですので良い競馬をして結果を出してくれると思います」(高橋義忠調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●ほっさん予想

 能力的に500万クラスでは余裕で上位ですので、アッサリ勝つと思っていますが、

フォームは変わっていないが、体つきが良くなって成長を感じる。楽しみ。」(高橋義忠調教師・デイリー馬三郎)

と先生がおっしゃっているように、結果的にサンダンスでは頭の高いハーピンジャー特有の下手な走り(我が愛馬グルーヴィタイムもやはりこうなんですよねぇ)を矯正できず、結果的になんの為の中期放牧だったのかわかりません。

 私は宮崎に放牧に出した時、実績で見劣るサンダンスでこの難しい事象を矯正できるのかというのは疑問だと投げかけていました。フォームの矯正はやってみる価値は十分にありましたが、ここで大丈夫なのかという懸念があったんですよねぇ。明日のレースを見てみないとわかりませんが、フォームがバラバラになっていないことを祈るばかりです。

 それでも能力だけで500万クラスは勝ちきれると思いますが、心配なので馬券は買いません。上り坂、下り坂、”魔坂”にならないことを祈るばかりです。

これ以降は2015年8月2日に作成

●追い切り情報(8月2日更新)

前走前 2月11日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.3
3F 39.8
2F 26.0
1F 13.2



7月16日 栗東CW 良馬場 馬なり楽走

助手
5F 75.1
4F 58.9
3F 43.5
1F 14.3[7]


7月22日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
6F 87.0
5F 69.5
4F 54.1
3F 40.3
1F 12.7[7]


7月26日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
6F 84.8
5F 68.2
4F 52.7
3F 38.1
1F 12.5[8]


7月29日 栗東CW 良馬場 一杯に追う

難波剛健
6F 79.8
5F 64.1
4F 49.9
3F 37.0
1F 12.3[7]
 7月16日、約5か月間放牧に出されていたクラージュシチーですが、帰厩後1本目の追い切り時計を計時しました。まだゆったりと乗られているだけですが、ここからどんな動きを見せてくれるのか楽しみですね。

 7月22日、全体はゆったりと終いは少し脚を伸ばしています。長期休養明けで来週出走を予定している馬としては軽い気がしますが、500万クラスは七分仕上げくらいで勝って、1000万クラスくらいからエンジンをかけていくつもりでしょうか。

 7月26日、結果的に来週はどうもブロック制が響いて出走できなさそうですが、日曜日に結構しっかりと乗られました。終いは12秒5とやはり走りますねぇ。この感じなら、8日9日の週に出られればいきなりからやってくれそうな気がします。
 デイリー馬三郎では日曜追いにしては珍しく順調C以外の短評が入り、゜”キビキビB”と高評価でした。

 7月29日、体重の軽いジョッキー騎乗とは言え惚れ惚れする時計を計時しました。全体の時計も6ハロンで80秒を切っていて、それでいて終いは12秒3と最後まで脚取りはしっかりとしています。さすがに能力を感じさせますね。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。直前で一杯に追い切れたこと、そしてその時計が秀逸だったことを高く評価します。ただ、休養期間を考えると、牧場でしっかり乗られていたと言っても、少し追い切り本数が足りないと思います。その分割引ですね。
 デイリー馬三郎では”意欲十分B”と高評価です。

これ以降は2015年8月12日に作成

●パドック

 クラージュシチーの馬体重は前走プラス18キロの492キロでした。前走がどちらかと言うと通常の馬体重からマイナス10キロでしたから、回復した分と少々太目くらいに思えば良いと思います。腹回りも少し余裕があるように見えました。

 しかし、相変わらず素晴らしい馬体で毛づやも良く、歩様も踏み込みもしっかりとしていて気配は良かったですね。勝ち負けできそうな雰囲気でした。

●レース 

 クラージュシチーはスタート良く、なんと2番手のポジションに位置します。これで脚が溜まって最後に炸裂すれば勝利は確実だと思いました。

 ところが向正面で右上腕骨々折を発症し、転倒。立ち上がることが出来ずに予後不良となってしまい、その短い生涯を終えてしまいました。 

●レース後の騎手・調教師のコメント

クラージュシチー(競走中止)

 「このようなこととなり、言葉が見つかりません。これから活躍してくれると思っていただけに残念でなりません。また応援してくれた会員さまには大変申し訳なく思います。クラージュには可哀そうなことをしてしまい心より冥福を祈りたいと思います」(高橋義忠調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

クラージュシチー(競走中止)

 「回復分を差し引いて、気持ち太いくらい。好発からジワッと先行。向こう流しで故障を発症、転倒、競走中止」(競馬ブック)

●ありがとうクラージュシチー

 私は友駿ホースクラブとキャロットクラブの2つのクラブを掛け持ちでやっていますが、やはり会費や預託費用など楽ではありませんし、全体的に魅力的な馬の多いキャロットクラブに一本化しようとずっと考えていました。

 友駿ホースクラブは愛馬デスティニーシチーの決着がついたら退会しようと思って新規の募集馬は購入しませんでした。昨年はフルールシチーが走りそうだと思いましたが、そういった理由で購入しませんでした。

 ところが、クラージュシチーの馬体の素晴らしいこと。そして近況も素質を感じるものでこれはかなりの馬なのではないかと感じるようになり、ついに購入してしまいました。私のクラブ退会の強い決心を揺るがすほどの大きな存在、それがこのクラージュシチーでした。


 実際、走って見ると調教でも凄い時計で走りますし、デビュー戦は衝撃の32秒2の末脚。2戦目では2着馬に10馬身差をつけて圧勝とやはり規格外の素晴らしい馬でした。

 当然、クラシックを強く意識しましたし、いずれは重賞の1つや2つは確実だと思いました。今回のレース直前も少なくとも本年中に2勝はすると思っていましたし、上手くいけば菊花賞も重賞もと思っていました。

 そんな期待の大きい馬だけにこんな形でお別れになるのはとにかく残念です。

 能力のある馬ほど脚元に負担がかかり故障のリスクが高いことは重々承知していますが、命まで奪われてしまったことは痛恨の極みです。能力喪失だったとしても無事に競馬場を出たかったですね。


 あまりに短いお付き合いでしたし、あまりに短い生涯でしたが、良い馬に巡り会えましたし、出走は叶わなかったものの、クラシックなど大きな夢を見させてくれた孝行馬です。ありがとう。感謝の言葉しかありません。

 もうこれで厳しいトレーニングもお終いです。クラージュシチー、競走生活お疲れ様でした。安らかに眠ってください。

最後までご愛読ありがとうございました

2015年2月27日立ち上げ 6月20日、7月7日、13日、18日、22日、26日、31日、8月1日、2日、12日加筆
クラージュシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2015年 2月14日 第5戦 あすなろ賞 3歳500万下 (2着1番人気

2015年 1月18日 第4戦 第55回 京成杯 GV (8着/2番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

2014年11月24日 第3戦 第19回 東京スポーツ杯2歳ステークス GV 5着2番人気) 松嶋屋様撮影現地写真掲載

2014年10月 5日 第2戦 2歳未勝利 阪神芝2000m (1着1番人気

2014年 9月20日 デビュー戦 2歳新馬 新潟芝1600m (2着/3番人気)

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